「スオミの話をしよう」の話をしよう

2024-10-022024-11-16

今日は10月1日。新卒の内定式が開催されている中、私は映画を見に行ってきました。

毎月1日は「ファーストデイ」。TOHOシネマズでは1300円で映画を観ることができます。今回はレイトショーで鑑賞しましたが、空いていてとても快適でした。ポップコーンの塩味（Mサイズ）を片手に映画館に入り、自分の座席に着席。予約した席より少し中央寄りに座ってしまったのですが、空いていたのでそのまま鑑賞を続けました。これについては内緒です（笑）。

ところで、ポップコーンを買って映画を観るようになったのは、実は最近のことです。今年の8月に「ルックバック」を観に行ったとき、ふとポップコーンを買いたくなったのがきっかけでした。その時は一人で行ったので、自由を満喫したい気持ちがポップコーン購入の原動力になったのだと思います。

以前はポップコーンを買うのを控えていた理由が2つあります。一つ目は「食べきれないこと」。もともと少食の私には映画が終わるまでに食べきるのは難しく、途中で飽きてしまい、結局残りがゴミ箱行きになることが多かったんです。それがとても悲しかったですね。二つ目は「映画に集中できないこと」。ポップコーンの容器を片手に持ちながら、さらに食べなければならないというプレッシャーが、映画への集中力を削いでいました。

今では、ドリンクホルダーに差し込める簡易テーブルを提供してくれるようになり、だいぶ状況が改善されました。それに加え、細かいことを気にせず映画に集中する余裕もできたのかもしれません。最近では中盤にはポップコーンを食べ終えてしまうので、以前のような「食べきれない恐怖心」もなくなりました。一緒に観る相手がいるとまた状況が変わるかもしれませんが、今はもっぱら一人映画を楽しんでいます。

さて、前置きが長くなりましたが、今回観てきた映画はこちらです。

「スオミの話をしよう」

三谷幸喜監督の最新作で、長澤まさみさん演じる謎めいた女性「スオミ」と、彼女を取り巻く男性たちが織りなすコメディ映画です。三谷監督といえば、「ステキな金縛り」や「記憶にございません！」など、コミカルな作風で知られる作品が多く、「三谷作品」として毎回話題になります。

今回も豪華なキャスト陣が揃っています。

スオミ / 時枝：長澤まさみ
草野圭吾：西島秀俊
十勝左衛門：松坂桃李
小磯杜夫：瀬戸康史
魚山大吉：遠藤憲一
宇賀神守：小林隆
寒川しずお：坂東彌十郎

上映前にキャストの名前を見た瞬間、「これは間違いない」と期待が高まりました。しかし、いざ観てみるとその期待が少し裏切られる結果に…。

この映画は「ミステリー・コメディ」とされていますが、実際にはコメディ色が強く、ストーリーに引き込まれる展開が少ない印象でした。スオミの失踪を追うという軸がありながら、スリルやドキドキするような展開はほとんど感じられませんでした。また、コメディとしての笑いどころも私にはあまり刺さらなかったように思います。

もちろん観客の反応は悪くなく、劇場内では笑い声もちらほら聞こえていました。特にファンにとっては満足できる内容だったのかもしれません。