『会社辞めたいループから抜け出そう』ワークを実際に行った感想

目次

要点

  • 本音を隠すことはさまざまな弊害を生む
    • 生きがいの消失、神経症になる
    • 現職への恨みを晴らせず、自分の本音がわからなくなる
  • 本音を磨くことは転職するを考える前に有効に働く
    • 転職したい理由は何かわかる
    • 現職の人間関係のどこに不満なのかわかる
    • 転職先の面接で自分の価値観を堂々とアピールできる
  • 以下のワークをすることで本音磨きをする
    • 退職成仏ノート:過去の出来事から、本音と向き合う
    • 人間関係仕分けノート:職場の人間関係から、今抱く正直な感情と向き合う
    • 明日への手紙:職場の人間に対して、退職時に渡す手紙を書いて、具体的に相手を意識してみる

メモ

  • 転職サイトや転職エージェントの情報は全て二次情報で、一次情報(自分で目で耳で肌で感じたこと)が最も大切
  • 過去を掘り下げると、自分の価値観、原体験が存在する(後付でも可)
    • その過去の経験から自分がどうしたいか、どうするのが心地良いかを知る
    • それに沿って現状を改善するアイデアを立案する

感想

この本は、人間関係に悩んでいたり、自分が悪いのか、同僚が悪いのか、会社が悪いのか、モヤモヤして堂々巡りになっている人に向けた作品です。キャリアップのために転職することを決めている人は、人間関係について悩んでいないので、特に刺さらない内容です。

私の場合は、これを読んでいた時、人間関係に悩んでいました。パワハラまがいの扱いを受けていると自分では認識してるけど、周囲の人はあまり助けようとはしてくれないため、自分がおかしい気がしていた時にこの本に出会いました。

全てのワークを実践してみて、私は改めて人間関係がうまくいっていないことを冷静に見ることができました。もし私が体験していることを、第三者の視点で見た時に「大したことなくない?」となったとしても、うまくいっていないことには変わりないのです。

大人はお腹が空いた時に「お腹が減ったなあ」と思うだけですが、赤ちゃんにとっては大泣きするほどの大事件であったりします。これはお腹が減ったことへの対処が「泣く」しか知らないからです。これと同じように、大人がある壁にぶつかった時、「大した事ない」と割り切る思考ができる人と、「無理だ」と折れる人がいます。これは対処法を知らないというのもありますし、そもそも脳や身体的な違いが要因になります。我慢できるキャパが大きい人と小さい人は当然いますし、そもそも耳がいい人や鼻がいい人は、他の人より不快な音や匂いに悩まされる可能性が高いです。

感じ方は人それぞれというと安っぽくなりますが、本当にそれぞれなんです。代わりに感じることはできません。事の重大さをどうにけ止めるかはその人に依存します。自分が不合理を感じたり、心地よくない場合、それだけが真実だと思います。なので、この本のワークをやって良かったと思います。

第1ステップで、自分だけの本音を見つめる。第2ステップで、自分から見える他人を見つめる。第3ステップで、少しだけ相手目線を加える。このステップを踏むことで、どこまでは本音で、どこからが表向きの気持ちとして胸を張って主張することができるかを知ることができます。

この本は、「知る」ところまでのサポートなので、そこからどう改善していけばいいか、自分はわがままなのか、などの知恵を得ることはできません。しかし、現状を見つめ直すいいきっかけになると思います。

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