『1分で話せ』の感想

日本人は回りくどい。

日々そう思ってます。自分も含めて。

そう言うふうに大人は話しているし、そう言う言語体系になっているし、仕方ないとも思う。だけどそれは過去の話。今はそれより結論ファーストで話したほうが相手が理解しやすいよね。と言うのが習わしになりつつある。

とは言っても何から話していいのか。どれが結論なのか。何をどう切り出せば簡潔にメッセージを届けられるのか。わからない若者と老人が多いのではないか。

そんな悩める子羊への解決策を提示してくれるのがこの本『1分で話せ』です。

この本のタイトルが全てを物語っています。1分で話せ。この本の主張はそれです。

目次

本の内容

1分で話すと何がいいのか。

そもそも1分で話せないことはない。1分のメッセージのために色々な下準備であったりアフターフォローがあるかもしれない。が、基本的には核となる1分をブラッシュアップしまくれ。そうすればおのずと結論が残っている。そんな印象です。(曖昧)

ゴールを明確に示す必要がある。相手にどう動いてほしいのかをきちんと示す。若手社員がよくやる、事実だけを並べる話し方では相手は察してくれない。察することができても相手の体力も奪うし、何より不正確になる。
まずは結論(この話の終着点)を出す。

結論を出せない?それは自分の中に落とし込めていない、つまり考えられていない。
考えた結果は人によって異なるため結論が食い違う可能性がある。だから自分が考えた結果をまず相手に伝える。ここから全てが始まる。

結論が導けない時は、だから?つまり?と問いを立てる。そうすると少しずつノイズが除去されていき、本当に伝えなければいけないことが顔をだす。

なんとなく話すとなんとなく聞かれる。
「理由は3つあります」と言う言葉は強力で、それを言うと聞く人はメモを取り出す。そして理由1,2,3のように枠組みを書き出す。それをしなくても頭の中に枠組みを作ってくれる。あとは聞き手はそこに情報を放り込むだけの作業になる。楽。

右脳と左脳を使ってもらう。それによってより情報の共有が正確かつ楽になる(お互いに)
右脳
イメージ(想像)を共有
→手段:身振り手振り、画像、動画

左脳
論理的な話
→説明、グラフ、表

おわりに

具体例を用いてわかりやすく、話を適切に相手に伝える方法について説明がありとても勉強になっていました。何よりタイトルから結論ファーストで明快な語り口に納得のいくコミュニケーション解説本となっていました。

(15分 T_ T)

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