知識を操る超読書術

前回の記事で読書ではスキミングをすると効率的にインプットできるという話をしました。

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そのスキミングについて書かれている『知識を操る超読書術』を読んでみました。

目次

スキミングとは?

スキミングとは「拾い読み」のことです。読み飛ばして読書スピードを上げ、自分に必要な情報だけをインプットすることができます。以下のように書かれています。

スキミング(拾い読み)によって、読み飛ばす部分を決める、すなわち集中的に読む本や読むべき箇所を決める

「速読しないで多読する人」の超合理的なやり方

上記の引用元の記事には本書の冒頭の部分やスキミングのやり方が抜粋して掲載されているので読んでみると概要が掴めると思います。

スキミングの方法

スキミングをする上で欠かせない技術が、以下の2つです

  1. 予測読み
  2. 要するに読み

予測読みは、章ごとにどんな内容なのかを予測します。
要するに読みは、章ごとに「要するに、、、」と要約します。

スキミングの実践例

実践的なスキミングの使用例について明示したいと思います。

  1. 「予測読み」をする
    • 目次から第一印象で内容をイメージする
    • 読みたい章の内容をメモする(ここが面倒)
  2. 読みたい章を読む
    • 読みながら「要約読み」を意識する
  3. 要約した内容を「1」で予測した内容と照らし合わせる
    • 予測が当たった:事前に頭に思い浮かべているので腹落ちする
    • 予測が外れた:どのように意外だったのか、気づきはあったかをメモする
  4. さらに読みたい章を「1」の手順から実践する

このようにしてスキミングをしていきます。

スキミングの効果

スキミングを用いることで自分に必要な知識、興味のある分野であるかをある程度目星をつけることができます。そして、興味のある章から読み進めていくのです。そこで前後関係を知りたいと思ったら、前に戻ったり先へ進んだりします。これによって、以下の効果があります。

  • 自分の興味関心が向いていることについて集中することができ、記憶の定着率も上がる
  • 単純に一から読むよりもスピードが上がる
  • 関心が向いているため楽しい読書体験を得られる

テクニカルタームを拾う

テクニカルタームとは、専門用語のことです。これを意識して読むと以下の効果があります。

  1. 思い出すための引っかかりができ、記憶に定着しやすい
  2. それを会話で使うと説得力を持つ

1つ目の記憶への定着に関してです。ある事実やテクニックを覚えたい時にその事実だけを記憶するよりも、記憶を引き出すためのトリガー(引き金)が多い方がいいです。そのため、テクニカルタームを覚えていれば、その言葉から芋づる式に記憶から引き出せる可能性が上がります。

2つ目の説得力についてです。相手を説得する時のテクニックとして以下の手順で話すと効果的です。

  1. テクニカルタームを使って短めに結論を言う
  2. 簡単な言葉で言い直す
  3. 具体例を話す

この順番で話すと相手を効果的に説得することができます。テクニカルな言葉で相手にはてなを持たせ、それを解決してあげ、最後に具体例でイメージを明確化する。これによって相手とイメージを共有しやすいのです。

これに関連して具体例を覚えておくことも有効です。どんな実験が行われていたのか。どんな結果になったのか。それを覚えておくと上記の「3」のタイミングで引き合いに出すことができます。

書籍選びのコツ

書籍を選ぶ際に重要なのは、「自分はどのような問題を解決したいのか」を決めてから探し始めることです。何を学びたいのかが決めていないと自分に合った良書とは出逢えないでしょう。

人間の本質的な部分に関する知識の土台を作りたいなら20年前から読み継がれているような古典を、最新技術や時代の流行など移り変わりが早い知識を得たいなら最新の書籍を選ぶ方が良いでしょう。

まとめ

読書一つをとっても色々なやり方があります。読む前の事前準備が記憶の定着やいきた知識するにする上で間違いなく必要なことでしょう。しかし、色々なやり方を取り入れて知識を最大化しなければいけないと言う思いが強すぎると読書自体が億劫になってしまいます。

私はこういうコツを学んでは、すぐに試せそうな知識を一つか二つピックアップしてちょっと取り入れてみる。それもずっとではなく一回だけ、とかそのくらいのライトな気持ちで取り組んでいます。

それが良さそう・やるしかないと思れば続ければいいのです。みなさんもしっくりくる読書ライフを送ってください。

(40分)

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